「ディスコダンスが好き。音楽をかけて踊りながら家事をしているんですよ」と楽しそうに語る松下さんは、新宿で飲食店を経営する傍ら体を美しく健やかに整えるという〈モイストレッチ〉のインストラクターやダイエットの食事指導など、内と外から女性の美をサポートするトータルビューティーコーディネーターだ。

〈バーレスクダンサー〉として舞台にも立ち、年齢不詳の美しさを保つ松下さんが、自身の体験から掴んだ “同年代の女性にぜひ伝えたい”というメッセージを聞いた。

― 〈モイストレッチ〉のインストラクターをされているそうですが、それはどのようなものですか?

「モイストレッチとは「モイスト(潤い)」と「ストレッチ」を合わせた造語で深呼吸をしながら身体を気持ち良く伸ばすメソッドです。ヨガと似ていますがヨガよりずっと簡単なんですよ。

体を効率よく伸ばす事で血行、代謝が良くなり短時間で効果が出るんです。アスリートの方々がスポーツ前のウォーミングアップに取り入れていたのですが、運動が苦手な方でも無理なく出来る体操なので、私は特に50代〜70代の方にお勧めしたいと思いインストラクターになりました。
美魔女を目指している方にも良いのでは?と思います。」

― インストラクターを始めたきっかけや今の活動について教えてください。

「友人から練習台になってと頼まれて、体験に行ったらハマっちゃったんです。50歳になった頃から “この年になったら自分で気をつけて体を整えないといけない”と感じていたし、これなら続けていけると思いました。

そして2年目でインストラクターの資格を取って今は3年目。ヨガとかジムは続かなかった私が3年も続けていられるのが自分でも不思議なんですよ(笑)。」

― それまでは、何か運動などされていたんですか?

「若い頃はジャズダンスをやっていました。子育て中は、息子がサッカーをやっている側で一緒にボールを蹴ったり(笑)。体を動かすことが好きなので、興味を持ったらやってみたくなるんですよね。

〈バーレスクダンス〉という女性のセクシーな美しさを魅せるダンスもそうでした。6年前、47歳の時に友人から〈バーレスクダンス〉の受付を頼まれて、見ているうちにチャレンジしてみたくなったんです。“40代の私でもいいの?”って感じでしたが、割とすぐにステージに立ちました。師匠はいなくて我流だったんですけど。」

― 年齢を重ねても、ダンスや運動でスタイルアップできるのでしょうか?よく皆さんから「もう歳だからムリよ」という言葉をお聞きするのですが。

「続けていれば必ず変化は出ます。ただし“楽しい”と思えていれば…ですが。体は正直なので、ダンスや運動にしても嫌々やっていたらあんまり変わらないんです。だけど“気持ち良い、調子が良い、楽しい”と思ってやると必ず良い変化は出るんですよ。
エステもそうですが、私たちの年齢になると下がっている分、若い人より上がったのがよく分かる(笑)。だから励みになります。

最近は“変わらない”という方の原因が見えてきました。それは“言い訳”。今日は寒いからとか、忙しいから、年だからと、やらない理由を自分に言い訳しちゃう。
50代は体のお困り事がすごく増えてくる時期なので、お医者様から痩せなさいと言われたり真剣に悩んでいる人や不調に困っている人ほど真面目ですね。寒くてもやるし、仕事中に給湯室でもやる。本気でやってみた人だけが変われるのだと思います。」

― 松下さんが思っていらっしゃる美しさを保つ秘訣って何でしょうか?

「当たり前ですが、運動、食事、睡眠どれも大切だと思います。飲食の仕事で昼夜逆転していた時は不調で漢方薬とか飲んでいましたが、〈モイストレッチ〉で内側の代謝と血行を良くしてちゃんと寝ることで不調とさよならできたんです。
基本的なことを毎日無理なくやるのが健康も美しさも保つ秘訣ではないでしょうか。

特に食事によって内側からきれいにしていくことで大きく変わります。私は食生活アドバイザーの資格を持っているのですけど、何を食べるか、どんな食べ方をするかがとても重要なんです。
痩せたい人は朝に何を食べたらよいか、昼に何を食べたらよいかなど科学的見地からダイエット食の相談にのったり、『ダイエットクラブ』のサイトで食生活のアドバイスをしています。」

― 美容の面から見てNMNサプリはいかがですか?

「年齢的にサプリメントでサポートするのって必要だと感じますね。特にNMNサプリは成分のことを知っていたので期待して飲みました。

飲んでいる間も調子が良かったので、これからも続けていきたいですね。」

― 内と外から女性の美を追求していく〈トータルビューティーコーディネーター〉としての心がけていることはどんなことですか?

「同年代の人の目標になれるよう頑張って!と人に言われたのがスタートだったのと、そもそも人の前に立つ仕事が多かったので、見られた時に印象が良い自分でいることを意識してきました。

今後は、誰にでも“やってみよう”と思ってもらえるように、健康と美を分かりやすくアドバイスするための“伝え方の研究”をやっていこうかと考えています。」

― 同年代の女性の皆さまにアドバイスをいただけますか?

「あまりハードルを高くせず、成功体験を得られることからやってみるのがおすすめです。

地下鉄の階段だって家事だって使う筋肉を意識すれば筋トレになるし、1ヶ月1キロ落とせば1年で12キロですから。家事も音楽をかけて楽しみながらやるとトレーニングになりますよ。」

読者へのメッセージ

自分がやりたいことを支えているのは体です。だから健康が一番大切。
これからの健康のために、無理せずできることを何か一つ取り入れてみませんか。

楽しみながらできること、モチベーションをもてる何かをみつけて続けていってくださいね。