アート写真を手がけるスタジオ『写し描く』のサイト。そのトップページでイキイキとした笑顔を見せている女性、それが那須真智子さん。WEBページのモデルになったことをきっかけに、自らも写真の世界に飛び込んで一年半でプロデビューしたフォトグラファーだ。

高校生の双子の娘さんの子育て中ではあるけれど、家族に応援してもらいながら撮影に飛び回っているという那須さん。今は写真を撮るのが楽しくてたまらないと語る彼女にチャレンジした想いやこれからの目標について話を伺った。

― フォトグラファーになったきっかけはWEBページのモデルということですが、どのような経緯だったのですか?

「カナダにいる義姉が写真家なんですが、彼女が2019年11月に地元でギャラリーを開いて、そこに私の友人が連れてきたのが今の師匠なんです。
雑談していると“これから立ち上げるWEBサイトのモデルになってほしい”と言われ、最初は私なんて…と断ったけれど、師匠の写真にひと目で感動して “この写真大好き!こんな方に撮られたい”と引き受けました。

そして出来上がった写真を見たら、自分でも知らなかった私の一瞬の表情を捉える力に衝撃を受けて、すぐ弟子入りさせてもらったんです。
写真を教えてもらっているうちに現場を任されるようになって、1年半ほどで少しずつ自分の仕事ができるようになりました。」

― 写真を始めるにあたって直面した問題はありますか?それはどのように解決されたのですか?

「私は夢中になると猪突猛進で周りが見えなくなっちゃう(笑)。だから家族に迷惑かけないよう時間の確保に悩みました。

高校生の娘が2人いてまだ子育て中なので、家事をおろそかにしないことと家族の予定と仕事の予定をよく話し合うことを約束して、笑顔と会話・報告・相談を大切にしています。
今では家族に機嫌よく笑顔で“いってらっしゃい!”と送り出してもらえるようになりました。」

― フォトグラファーになって良かったことは何ですか?

「以前は風景を見てもただ“キレイだな”としか感じませんでした。けれど今は5歳の女の子はどう感じるだろう?男の人がこの位置に立ったらどう見えるのだろう?っていろんな角度から物ごとを見たり考えられるようになったんです。

自分の見方が変われば、雨の日も晴れの日も“ああキレイだな”とありがたくて…。大人になってからこんなに空を見たことってなかったと思います。日々発見が増えて何を見ても新鮮に感じられる自分になれたのが嬉しいですね。」

― そんな那須さんを、周りの皆さんは何とおっしゃいますか?

「昔から知ってる人も、出会って15分くらいの人も私を“超ポジティブ”と言ってくださいます(笑)。

だけど、子どもができてから自分自身も子どもに戻れたというか、打算がなくなってよりポジティブになった気がします。子ども達に “失敗を恐れずチャレンジして”と言ってる私が尻込みするわけにはいかないので。」

― 毎日とても忙しくお過ごしですが、NMNサプリを飲まれていかがですか?

「気のせいかな?と思うのですが朝の感じが違います。私はサプリメントを飲んだ結果ってずっと後からだと思っていました。だけど毎日の晩酌もいつも通りして、食べ物や生活も変えてないけれど、「あら?なんか違う」と感じるのです。

身体が喜んでいるというか…。この年齢になると美容的なことで諦めることばかりでしょ?そんな私たち世代にとってすごく期待がもてるサプリメントだから、続けたいと思っています。」

― これからの夢や目標はどんなことですか?

「今はとにかく写真を撮るのが楽しくって、行けるところまでいこうと。春に二人展をさせていただいたのですが、近い将来は個展をしたい。

全ての一瞬を逃すことないように貪欲に写真の世界を追求していって、いつかは“この人に撮ってもらいたい”と思ってもらえるようなフォトグラファーになりたいですね。」

読者へのメッセージ

スタートは人それぞれ。気づいた時にするものだからいくつになっても遅くはないけれど、自分の人生は一度きりなので常に楽しむことを大切にしてください。

ほんの小さなことでも、何か1つだけでも、今までしてこなかった新しいことをすると人生が変わるのじゃないかと思います。